エコーガイド下末梢神経ブロックの画像・動画

持続腕神経叢ブロック/頸部後方アプローチ

ここでは、頸部後方アプローチによる斜角筋間での持続腕神経叢ブロックの動画を公開します。


斜角筋間での持続腕神経叢ブロックは、テキストにも記載したように

神経の走行に沿ってカテーテルを入れる方法もあります。


また、カテーテル自体はどこから穿刺して挿入しても良いですが

首は動きの多い部位であり、腕神経叢は浅い位置にあることから

カテーテルが抜けたり、位置がずれたりする場合が多いのが難点と言えます。

そのため、頸部後方アプローチで行うことによって

固定性が格段に増し、カテーテルの位置ずれがほとんどなくなります。


しかしその分、穿刺位置から神経までの距離が遠くなるため、

エコーでは1視野におさまりません。

穿刺してから、神経に達するまで

針を描出しながらプローブを動かしていくことが求められるため

難易度は少し高くなります。


カテーテルが筋内を貫いていることによる術後の違和感を防ぐためには

筋肉をなるべく貫かず、結合織内を走行するのがベストです。

ただ、筋肉が発達している患者もいますので

そう上手くいくものでもありません。


カテーテルを留置する位置は、斜角筋間でも良いですが

C6の神経が横突起から出てきた直後で、C5と近接している部位を狙ってもかまいません。

患者によって神経の走行などに若干の違いがありますので臨機応変に対応しましょう。


ここで公開する動画は、肩関節内骨折の患者に頸部後方アプローチで

カテーテル留置を行ったものです。

筋肉質の患者で、かつ横突起が長く飛び出していたため

斜角筋間のC5C6の間を狙っています。

そのため結果的に、筋肉内をカテーテルが貫く状況になっています。

あしからず。






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